酵素ドリンクの作り方に従って手作り酵素でダイエットする
今人気の酵素置き換えダイエットですが、手作り酵素ドリンクの作り方と注意点についてのお話です。酵素はダイエットや健康に良く、私たちにとって大切な栄養素のひとつです。
複数の種類の材料を使うと意外とお腹が空かない
一時大ブームになった酵素ドリンクを使った置き換えダイエットは、健康にダイエットできるので今も大人気です。置き換えダイエットには、野菜や果物を複数の種類で作った酵素ドリンクを使うので、栄養も豊富なので1日中酵素ドリンクだけでも、意外とお腹がすかないものです。
最近は、コンビニでも酵素が売られていて、気軽に置き換えダイエットが出来るようになり、手作り酵素ドリンクを自宅で作る人も増えたようです。手作り酵素ドリンクは、材料の1.1倍の砂糖を使っている為、糖分やカロリーもそれなりに高くなっています。
酵素ドリンクを手作りする時の注意点
手作りの酵素ドリンクは、1種類~数種類の野菜や果物を使いますが、市販の酵素ドリンクは、何十種類もの材料を使い、発酵、更に1年以上の時間をかけて熟成しています。
手作り酵素ドリンクは市販のものに比べて、低品質かもしれませんが、酵素がフレッシュな状態で飲めます。しっかりとした酵素を生み出すには、決して手を抜かず、最後まで正しい作り方で作りましょう。
腐る場合もあるのでカビなどに注意してくださいね。
酵素ドリンクは、雑菌が入って腐ったかどうかの判断や失敗が、判り難いところがあります。失敗かどうかの判断は、カビ等の見た目やにおいで判断します。変なにおいがしたら飲むのはNGです。
更に、どうしても常在菌以外の雑菌が混ざりやすくなりますので、雑菌を防ぐためにも手はしっかり洗い、雑菌の繁殖や食中毒には注意しましょう。
酵素ドリンクの作り方
第1段階 材料を選ぶ
まずは材料を選びます。市販されている酵素ドリンクでは、数十種類の材料を使っていることもあります。
でも、手作り酵素ドリンクは慣れるまでは単一の素材で作りましょう。
● リンゴなどの果実
● 旬の野菜
● 無農薬のもの
第2段階 容器を用意する
容器は、発酵度合いが分かりやすい、ガラスやプラスチックなどの透明な容器にしましょう。
第3段階 材料を洗う
材料を水洗いします。農薬が心配な場合、ボールに小さじ1杯程度の重曹を入れた後、材料を30秒から1分間浸し、よく水洗いすればOK。重曹は体内に入っても無害です。
第4段階 材料を切る
リンゴなどの果実、野菜は皮がついたまま使います。
発酵がスムーズに進む様に、材料を3~5cm程度に細かく切り分けます。
第5段階 砂糖と一緒に容器に入れる
切った材料を砂糖と一緒に容器に入れます。比率は、材料:砂糖 = 1:1.1
**酵素ドリンクをつくる時には、精製された白砂糖がおすすめです。
食べてはいけない食べ物として取り上げられている白砂糖ですが、植物の細胞膜に入り込んで、浸透圧で成分を引っ張りだす特性に優れ、酵母などの発酵菌の餌として必要です。
白砂糖は、不純物が入っていないので、腐敗菌や異常発酵のリスクも少ないです。
黒糖は、ミネラルが多く含まれており、発酵するのに時間がかかり失敗の原因にもなります。
砂糖は、発酵の過程でブドウ糖と果糖に分解されるので、害はないと言われていますが、寒冷地で栽培されるてん菜から作られる上白糖がおすすめです。
第6段階 容器に砂糖を敷き、その上に材料と砂糖を交互に入れます。
第7段階 材料をすべて入れた後に、残った砂糖でふたをします。
軽くふたをして風通しがよく、直射日光の当たらない場所に置き、発酵がはじまるとガスが発生するので、ふたはきっちり閉めないようにしましょう。
第8段階 発酵開始
保管場所は、日光が当たらない場所を選び、冷蔵庫には入れません。発酵が進む目安は36度くらいですので、冬はタオルを巻いたり、暖房のある部屋で保管して下さい。
第9段階 毎日かき混ぜる
毎日2回程度、ぬか漬けのように素手で空気に触れるように、たっぷりとかき混ぜましょう。
手の常在菌が発酵にいい影響を与えます。ただし、手は石鹸でキレイに洗い、バイ菌がない状態にします。
第10段階 発酵完了
発酵が進むと、材料が浮いて泡が表面にぶくぶくと見え始め、シュワーっと全体に泡が出るようになると完成。材料によって差がありますが、1~2週間が目安になります。
第11段階 濾す
ザルやガーゼ、キッチンペーパーを利用して濾します。材料は絞らず時間をかけて濾しましょう。
濾した後の残りカスは、酵素が残っています。捨てずに色々利用しましょう。
● そのまま食材としても利用
● ジュースやスムージーに入れて飲む
● お風呂に入れて酵素風呂にする
● 包んだガーゼは簡易酵素パックになる
第12段階 保管
濾して完成した酵素ドリンクは、常温で保管すると発酵が進むので、冷蔵庫で保管します。
容器のふたはゆるめにして空気が入るようにしておきましょう。